管理人『ふくろう』の書評。小説から漫画まで。
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明治天皇の玄孫であり、最近何かと話題の『竹田恒靖』さんの本です。
某歌手との噂や元AKBとの噂など、スキャンダル的なことで有名になってしまった竹田さんですが、実はなかなかの知識人であり、色々な本も出版しています。
そのなかで私が一番影響を受けたのはこの『日本人が一生使える勉強法』という本です。
この本は自己啓発とビジネスの両面を兼ねた本でして概要としては『元来の西洋的な価値観やビジネスの考え方ではなく、日本人の自然観や仕事観などをもとに新しい考え方をしてみよう』という本です。その中でも納得してしまったのが
『Dream』 という英語を辞書で調べると『叶えるもの』という意味が出てくるが
『夢』という単語を辞書で調べると『叶わないもの』という意味が出てくる
というところです。西洋的な考え方と日本的な考え方とでは、意味そのものが変わってきてしまうんですね。
新しい価値観が欲しい人、必読です。

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漫画の書評です。

今何かと話題の漫画ですが
話題になるには話題になるだけの理由があります。
謎に次ぐ謎と、読者の予想を見事に裏切る展開。
巨人の正体、主人公の正体、様々な謎に満ちた世界の中で、主人公の数奇な運命は回って行きます。
アニメになってから人気が上がってきた作品ですが、原作である漫画も一読の価値あり。
伏線だらけの世界に、夢中になること間違いなしです。
音楽をやっている私には、アニメの主題歌である『紅蓮の弓矢
』も気になるところ。


ロックの中にもどこかクラシカルな雰囲気を持つ名曲です。
歌詞の中に主人公の名前が出てきているのも、最近のアニメでは珍しいですよね。
味のある曲だなぁと、感心する曲ですね。
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今何かと話題の漫画ですが
話題になるには話題になるだけの理由があります。
謎に次ぐ謎と、読者の予想を見事に裏切る展開。
巨人の正体、主人公の正体、様々な謎に満ちた世界の中で、主人公の数奇な運命は回って行きます。
アニメになってから人気が上がってきた作品ですが、原作である漫画も一読の価値あり。
伏線だらけの世界に、夢中になること間違いなしです。
音楽をやっている私には、アニメの主題歌である『紅蓮の弓矢
ロックの中にもどこかクラシカルな雰囲気を持つ名曲です。
歌詞の中に主人公の名前が出てきているのも、最近のアニメでは珍しいですよね。
味のある曲だなぁと、感心する曲ですね。

著 : 鈴木八洲伸
この本はタクシーの運転手である鈴木八洲伸さんの本です。
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何の変哲もない、タクシー。
でも、彼のタクシーには一つの特徴がある。
車の中に、花が生けてあるのだ。
彼はこう書いている。
「汚い車っていやでしょう?運転まで乱暴になってしまう。
お客さんも気分が良くない、そんな気がしましてね」
花は毎日替える。その日の空気や空の色、鈴木さんの気分によって変えるのだ。
それを一時間ほどかけて丁寧に生けるらしい。
花が取り持つ不思議な縁で、見知らぬ人と交流が出来る。
すると、自分とは全く違う、もう一つの人生が見えてくる。
鈴木さんとお客さんの、花を介した一期一会のお話。
本書は鈴木さんとお客さんのエピソードを短編で書いている。
一話2〜3ページほど。
ふられたばかりの女性。
結婚を控えた男性。
仕事に疲れた会社員。
鈴木さんが垣間見た、彼らの人生。
花が取り持つ63編の物語。
この本はタクシーの運転手である鈴木八洲伸さんの本です。
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何の変哲もない、タクシー。
でも、彼のタクシーには一つの特徴がある。
車の中に、花が生けてあるのだ。
彼はこう書いている。
「汚い車っていやでしょう?運転まで乱暴になってしまう。
お客さんも気分が良くない、そんな気がしましてね」
花は毎日替える。その日の空気や空の色、鈴木さんの気分によって変えるのだ。
それを一時間ほどかけて丁寧に生けるらしい。
花が取り持つ不思議な縁で、見知らぬ人と交流が出来る。
すると、自分とは全く違う、もう一つの人生が見えてくる。
鈴木さんとお客さんの、花を介した一期一会のお話。
本書は鈴木さんとお客さんのエピソードを短編で書いている。
一話2〜3ページほど。
ふられたばかりの女性。
結婚を控えた男性。
仕事に疲れた会社員。
鈴木さんが垣間見た、彼らの人生。
花が取り持つ63編の物語。

説明不要の名作。
川端康成の初期の名作。
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名作には、名作たる所以がある。この作品は川端康成の魅力が詰まってると言っても過言ではない。
叙情的で、まるで短歌のような淡く繊細な描写は、描こうと思っても描けるものではない。
川端康成この人でないと作れないような、独特で、それでいて明解な表現。
私は、初見の時に
『あぁ、日本語って美しいんだな。』
と深く深く感じたことを覚えています。
本当に素晴らしい。
容量的にも、90ページほどの短編で、読みやすい。
にもかかわらず、この本の情報量は素晴らしい。
文節が、人間の本能や内面に話しかけてくる。
それは男と女という主題であったり、片想いという主題だったり…。
性を介した心の中、とでも言おうかしら。
主人公と旅の一座の踊り子の、甘酸っぱい(という表現もはばかれるような繊細なものだけれど)話。
『名作には、名作であり続ける理由がある。』
本書には他にも川端康成の短編が二編入っている。
川端康成に興味がある方には、入り口として最適かと。
川端康成の初期の名作。
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名作には、名作たる所以がある。この作品は川端康成の魅力が詰まってると言っても過言ではない。
叙情的で、まるで短歌のような淡く繊細な描写は、描こうと思っても描けるものではない。
川端康成この人でないと作れないような、独特で、それでいて明解な表現。
私は、初見の時に
『あぁ、日本語って美しいんだな。』
と深く深く感じたことを覚えています。
本当に素晴らしい。
容量的にも、90ページほどの短編で、読みやすい。
にもかかわらず、この本の情報量は素晴らしい。
文節が、人間の本能や内面に話しかけてくる。
それは男と女という主題であったり、片想いという主題だったり…。
性を介した心の中、とでも言おうかしら。
主人公と旅の一座の踊り子の、甘酸っぱい(という表現もはばかれるような繊細なものだけれど)話。
『名作には、名作であり続ける理由がある。』
本書には他にも川端康成の短編が二編入っている。
川端康成に興味がある方には、入り口として最適かと。

時雨沢恵一の小説です。
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電撃文庫という、どちらか青少年向けのノベルなのですが、
内容はとても良い。
文章はとてもしっかりとしているし、挿絵も美しい。
登場人物も個性的で魅力的で、ストーリーもしっかりと根を持った太いものとなっている。
この方の文章は惹かれるんですよね。
きちんとしたリズム感がある。そして言葉遊びが面白い。
電撃文庫の中でも、このようなきちんとしつつ味のある文章は珍しい。
主人公キノの謎めいた魅力と、どうしてか喋ることの出来るモトラド、エルメス。
彼らの…彼女らの?旅の道中で出逢った人々は、醜くて、美しい。
表紙はどこかあどけない、買うのを躊躇してしまうようなイラストなのだけれど
どこか愁いを帯びた言い回しの文章とメタファーに包まれた、深くて、澄んだ物語は珠玉です。
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電撃文庫という、どちらか青少年向けのノベルなのですが、
内容はとても良い。
文章はとてもしっかりとしているし、挿絵も美しい。
登場人物も個性的で魅力的で、ストーリーもしっかりと根を持った太いものとなっている。
この方の文章は惹かれるんですよね。
きちんとしたリズム感がある。そして言葉遊びが面白い。
電撃文庫の中でも、このようなきちんとしつつ味のある文章は珍しい。
主人公キノの謎めいた魅力と、どうしてか喋ることの出来るモトラド、エルメス。
彼らの…彼女らの?旅の道中で出逢った人々は、醜くて、美しい。
表紙はどこかあどけない、買うのを躊躇してしまうようなイラストなのだけれど
どこか愁いを帯びた言い回しの文章とメタファーに包まれた、深くて、澄んだ物語は珠玉です。

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