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管理人『ふくろう』の書評。小説から漫画まで。
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ドラマでも有名な本書。
池袋ウェストゲートパーク。


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池袋ウエストゲートパーク (文春文庫)




随分と前に、話題になりましたね。
長瀬智也主演のドラマ

『池袋ウェストゲートパーク』



ですが、原作である本書とドラマは随分と違いがあります。

登場人物やストーリーはもちろん、原作である本書の方が、マコトを取り巻く人間の心の弱さやしがらみが、繊細な文章でより深く綴られているように思えます。


そしてなにより、『池袋』という街の持つ面白さ。
ゴミだらけで、排気ガスに包まれた汚い街。そのなかで生きる一人一人の物語。
本書はそのシリーズの第一巻目であり、一番ドラマに近いような気がするので読みやすいかと。


文章は、淡々と情景を書いているという感じでしょうか。
主人公であるマコトの視点を、比喩や隠喩を控えた淡々とした文章で描いています。

若い人向けの、反骨精神に溢れた作品、といったところでしょうか。
読み終わった後は、自分が強くなったような感覚になり、街に繰り出したい気持ちになる作品です笑

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